シーンごとに教えて!③ー1お供え用のお花(訃報~発注編)
いらっしゃいませ。何かお花をお探しですか?
こんにちは。友達のご家族が亡くなって、お葬式に花を贈りたいんです。でも、どんな花がふさわしいか迷っていて…
お悔やみ申し上げます。大変な時期だと思います。お気持ちお察しいたします。花のアレンジメントでお手伝いできることがあれば、お聞かせください。
ありがとうございます。でも、お葬式の花ってどう選べばいいのかよくわからなくて…。
そうですね。お葬式の場では、一般的には白い花や深い色合いの花が選ばれることが多いです。。。了解いたしました。大切なポイントも含めてご説明させていただきますね。
とっても助かります。大切な方にきれいな花を贈りたいと思っています。
お任せください。きっとお相手も喜ばれると思いますよ。
もしよろしければ、 この花屋ブログをお気に入り登録していただいておくというのも、 心の動揺を落ち着かせる一つの手だと思いますので、 「あっ!そういえば、あの花屋ブログ、お気に入りに入れておいた!」 「おお!良かった!以前読んでいたから、直ぐに対応できた!」 など、こんな風に、活用していただけたら幸いです。
亡くなられた方へお花を贈る意味
葬儀の花は故人を偲び、供花として亡くなった方への供養の意味があります。祭壇の周りに飾られ、故人を華やかに、厳かに見守ります。供花は、ご冥福を祈る気持ちを込め、最後の贈り物としても捉えられています。悲しみの中で故人とのお別れに癒しを与える役割も果たします。
なるほど。どんな花がいいと思いますか?
一般的には白い花や深い色の花が選ばれます。リリーやカーネーション、バラがよく使われます。供花が多ければ多いほど、その場が華やかで悲しみに包まれた雰囲気が和らぐこともあります。訃報を聞かれたのでしたら、供花の手配を早めに行うことをお勧めします
了解しました。その際、お花をお届けするタイミングって重要なんですか?
はい、そうですね。お葬式が行われる前にお花を届けることが一般的です。葬儀が始まる前に祭壇に飾られることで、式が始まる前からお花が故人を迎える役割を果たします。
わかりました。ありがとうございます。少しでも故人とのお別れが穏やかになればいいなと思います。
きっとお花がそのお手伝いをしてくれると思います。
さらに、詳しくポイントごとに説明させていただきますね。
お花をお贈りする際に、気を付ける事
たくさんのお花があればあるほど、 亡くなられた方も、ご遺族様も、癒されるとはいっても、 様々なケースで、その対応は、全く違ってきます。
お届け日
通夜と告別式の2日に分かれて行われることが一般的で、通夜までにお花をお届けするのがベストです。
そうなんですか。通夜と告別式って基本的には同じ場所で行われるんですか?
通夜と告別式が別々の場所で行われることもありますが、ほとんどの場合は葬儀屋さんの斎場で行われます。訃報を受けたら、場所と通夜の時刻を確認し、通夜までにお花をお届けできるよう手配します。
そうですね。確認してみます。それと、お花を贈るのがいいかどうかも気になります。
ご遺族に確認するのは大切ですね。最近はお花を受け取りたくないケースもあります。理由として、「お花を置くスペースがない」や「お返しの手間を省きたい」といった理由で辞退されることもあるんです。
なるほど。そういったことも気をつけないといけないんですね。
はい、そうです。葬儀のフラワーギフトは故人やご家族に寄り添う表現であり、心をこめて選ぶことが大切です。場所やタイミングが合わない場合は後日、お花を宅配することもあります。
連絡方法
供花の手配は、基本的には、ご葬儀を担当している葬儀屋さん、 またはお花屋さんに依頼します。葬儀社によっては供花の持ち込みを禁止しているところもあるため、 必ず、そこも確認しましょう。ポイントごとに説明いたしますね。。
- ご遺族へ供花の確認を取る
最初にご遺族から連絡があった際に「ぜひ、お花を贈らせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」と、聞かれてください。聞き忘れた場合は、思い出したらすぐに、聞かれてください。
- 担当している葬儀社を聞く
「是非、よろしくお願いします。」とのことであれば、担当している葬儀社を聞きましょう。
そして、葬儀社に対し、以下の点について確認しましょう。
- 葬儀形式や宗派は?
- 他店からの供花の持ち込みは、可能か?
- そちらの葬儀社の扱っているお花には何があるか?
- 通夜、もしくは告別式に、お花を届けることが出来るか?
加えて、以下の点をしっかりと伝える事も大切です。
- 名札に記載する名義
- 注文主と、故人との関係性
なるほど。とっても勉強になりました。
ここまででも、だいぶ長くなってしまったので、一区切りつけて、 次回は、〔お供えのお花のタイプ編〕 として、ご説明いたしますね。